Top > 2009AutumnTokyo > PressRelease 高専カンファレンス、過去最大規模となる 高専カンファレンス2009秋 in 東京 開催報道機関各位 プレスリリース 2009年9月7日 高専カンファレンス実行委員会(代表:大日向大地)は、2009年11月7日(土)に都立産業技術高等専門学校荒川キャンパスにて現役高専生・OBが中心となって運営する勉強会、「高専カンファレンス」(実行委員長:五十嵐邦明)を開催します。 高専カンファレンスは、2008年6月に高専卒業生の有志により第1回が行われ、これまでに5地域で7回と全国各地で開催されています。直近では8月29日(土)に福島県いわき市の福島工業高等専門学校にて高専カンファレンス in 東北が行われました。また現在、関西、長野、北海道、北東北、九州の5つの地域でのカンファレンス開催が企画されています。 第8回目となる高専カンファレンス2009秋 in 東京 では、基調講演と特別講演として、次の2つのセッションを予定しているほか、公募による一般講演を行います。 産業技術高専超小型衛星開発チーム
産業技術高専超小型衛星開発チームが、2009年1月に打ち上げた超小型人工衛星「輝汐」。15歳~22歳の高専生で構成される若いチームが、人工衛星を開発し、打ち上げるまでの体験談や創意工夫について、当時のチームリーダーである粟田晃平氏が講演します。 理化学研究所 平尾一郎
A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4種類の塩基からなるDNAに、新たな文字とも言うべき新規塩基対を人工的に化学合成することに成功した化学者が、自身の研究者としての歩みについて講演します。 開催概要
講演者プロフィール産業技術高専超小型衛星開発チーム人工衛星の開発を題材にものづくりを通した実践的な技術の習得、学術的成果の獲得を目的として、学生と教員が連携して発足したプロジェクト。15歳~22歳の高専生により構成された世界最年少クラスのチームにより、1辺が15cmの立方体という世界最小クラスの衛星を開発、2009年1月にH2Aロケットに搭載され打ち上げに成功。 「輝汐」に課せられたミッションは「地上との通信」「地球の画像撮影」「SRW(Small Reaction Wheel)を用いた3軸姿勢制御実験」「マイクロスラスタの宇宙実証実験」であり、超小型衛星開発の第1歩として今後の活動を期待されています。 理化学研究所 平尾一郎氏沼津高専(工業化学科、現在の物質工学科)出身。理化学研究所で遺伝子の文字を増やした新たなDNAを作り出す研究をしています。また、北海道大学の客員教授を兼務するとともにタグシクス・バイオ株式会社を設立しています。 平尾氏はDNAの新たな塩基対を人工的に化学合成することに成功、「DNAは、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4種類の塩基からなる」という、地球上の全生物に共通する基本法則を書き換える大きな成果をあげています。これにより、新しい機能を持ったDNA・RNA・タンパク質を自由につくり出すこと、また、近年研究されているDNAコンピュータの基礎単位の拡張などへの応用が期待されています。 本リリースに関する問い合わせ:
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